自殺企図 希死念慮  死にたい 死にたいと言われた

死にたい、自殺したいと打ち明けられたとき

 

今、このページを開いているあなたは、非常に動転しているかもしれません

 

大切な人に「死にたい」と言われてしまったり、自殺をほのめかされたりしたら、誰だって大きなショックをうけてしまいます

 

非常に動揺しておられると思いますが、対応の方法をお伝えします。

 

あなたの大切な人が「死にたい気持ち」を表明したとしても、助ける方法はあります。

 

大丈夫ですから、まずは少し落ち着きましょう。

 

少しおちついたら、次に述べる「対応の方法」を参考にしてくだい。

 

うつ病の急性期

 

本人の話を否定しない。問い詰めない。

 

悩みの原因を探して対処の方法を考えようとしたりするのは、今の場合は得策ではありません。本人が語る辛さをそのまま肯定してあげてください。

 

たとえば・・・

 

例 「誰も口をきいてくれない。こちらから話かけられない」と相手が言った場合

 

「それじや、辛いよね」

 

「やっぱりあなたのほうからみんなの中に飛び込んでいかなきゃ」とかいうふうに、対応の方法を議論するのはNGです。

 

じっくりと話を聞く

 

本人の感情を否定しないで、3時間くらいは話をきくつもりで話に、耳を傾けてください。

 

「何を話したか」という「話の内容」ではなく「一緒にいてくれる時間」が「うつ」に苦しむ人の辛さを癒していきます。

 

「死にたい」と言われたら・・・

 

生きていてほしい」「死んでほしくない」ということは十分強調してください。同時に「死にたいほど辛い気持ちは遠慮なく話してほしい」ということも伝えてください。

 

例  「絶対に死なないでね。でも死にたいほど辛いのでしょうから何でも話してね。話せば少しは楽になるかもしれないから」

 

 

 

「死にたい」気持ちに囚われている方はうつ病にかかっている可能性があります。

 

「死にたい気持ち」はうつ病の症状のひとつだからです。

 

もしも「うつ病」にかかっていたとしても、「死にたい気持ち」はうつ病という「病気の症状」ですから、うつ病が治るにしたがって「死にたい気持ち」も消えていきます。

 

うつ病は治る病気です。

 

「死にたい」と言うほかにも、あなたから見て変化〜たとえば妙に元気がなかったり、食欲がなかったり、つまらないミスを続けたり、イライラして些細なことで怒ったり〜といった変化に気づくことがあるかもしれません。

 

そうであれば、以下の文章を参考にしてください。

 

精神科を一緒に受診する。

 

本人の話を十分聞いたあと、精神科の受診を薦めます。その時のコツをいくつか述べます。

 

●死にたい気持ちは疲労が極限に達した状態であることを話す。

 

●死にたい気持ちをもつあなたは、いつものあなたではないということを伝える。

 

●医師のもとで治療し、休養をとれば本来の自分自身に戻れることを伝える。

 

●今抱えている問題は元気になってから考えればいいことを伝える。

 

本人が受診を承諾したら、家族の方も一緒に付き添ってください。その時、家族からみて心配なこと、気になっていたことを医師に伝えてください。

 

このあと本人が少し落ち着いてくることがあります。それだからと言って、受診をやめてはいけません。必ず医者へ行ってください。

今まで元気だった人が「急に死にたい」と言い始めた場合も「うつ病」の可能性を疑ってみてもいいと思います。うつ病に罹患している方の中には周囲に自分の苦しさを隠そうとする方がいるからです。

 

うつ病の回復期

 

回復期の「死にたい気持ち」

 

うつ病の一番辛かった時期を超え、「なんとなく良くなっているな」と感じているときに、突然気分が落ち込み、死にたい気持ちが出てくることがあります。

 

このようなとき本人はもとより、家族の方や職場の方は非常に驚かれると思います。

 

しかし「死にたい気持ち」はうつからの回復期に、多数の方が経験していることなのです。

 

「死にたい気持ち」は決して軽視すべきではありませんが、「死にたい気持ちが出てきた」からといって、「もう治らない」とか「もうダメだ」ということではありません。

 

「死にたい気持ち」は「うつ」という病気の症状にすぎないのです。

 

「あなたが人間的に弱い」とか「あなたが壊れた」ということではありません。

 

「もう治った」と思っていたのにこういう気持ちが出てくるとショックは大きなものですし、「もう治らないのではないか」と怖くなる方もおられます。

 

そんなことはありません

 

うつの回復につれて、「死にたい気持ち」も消えていきます。 

 

そして「うつ」は確実に治る病気です。

 

死にたい気持ちが出てきたときには

 

「死にたい気持ち」は突発的なものであり、すこし落ち着けば消えていきます。

 

とはいえ、ほうっておいてもいけまん。

 

精神科の医師に「死にたい気持ち」のことを相談してみてください。

 

「死にたい気持ち」を抑える頓服薬を出してくれることもあります。

 

また、「死にたい気持ち」が出てくるときには、ちょっと頑張りすぎて疲れてしまったりしたときが多いです。

 

疲労がうつの波を一時的に悪化させているのです。

 

うつの波が悪化すると「死にたい気持ち」がでてきます。

 

そんなときは一週間ほど仕事を休んでみましょう。

 

ただし、不眠や食欲不振など、「うつ」の他の症状が強くでている場合は、もういちど休養をとり、治療を最初の段階からまたはじめなければならない場合もあります。

 

「なぜ生きるか」という悩み

 

うつからの回復期に「人生の問題」について悩む方も多いです。

 

 

「自分はなんのために生きているのだろう」とか「人生の意味はなんだろう」といった具合に、簡単に答えをだすことができないテーマを考えだす方が実に多いのです。

 

ひょっとしたら、「自分が周囲の人たちに迷惑をかけている」とか「今の自分は会社にまったく貢献できていない」とか感じてしまうからかもしれません。

 

このような気持ち(自責感)を強めてしまうのも病気の症状のひとつです。

 

そして、今は元気なときの7割しか能力を発揮できないときなのです。

 

本来もっている力を出せないときに「深淵なテーマ」について考えてもいい考えはうかびません。

 

一時的にこのテーマを棚上げしてみることも必要かもしれません。

 

対応に困ったときには

 

この稿の最初に「まずは落ち着いてください」と書きました。

 

そんなふうに言われても、どうしても怖くて仕方がなかったり、接し方に自信がなかったりすることはあるかもしれません。

 

「言っていいことと悪いこと」がわからなかったり・・・

 

症状の急変にとまどったり・・

 

いつ治るのか焦りを感じたり・・・

 

そんなときにはためらうことなく、当相談室へご相談ください

 

きっと力になれると思います。

 

 

こころの相談室  りんどう  担当カウンセラー 馬場健一

 

カウンセラープロフィール

 

 

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参考文献  対人関係療法で治すうつ病  水島広子  創元社

 

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